オルフェーヴルの単勝が1.3倍となった春の天皇賞。オルフェーヴルがいくら前走で
逸脱した競馬をしたといっても、やはりこの馬が強いとみんな考えていたということ
だろう。
レースはゴールデンハインドとビートブラックの逃げで始まった。その後ろにナムラ
クレセントが追走。その後の集団は先頭からだいぶ離れてしまった。2周目の向こう
正面でも差が詰まる気配はない。3コーナーでも差が縮まらず、この時に後ろにいた
オルフェーヴルは届かないんじゃないかと思っていた。
直線に入ってからもビートブラックの脚は鈍らず、そのまま逃げ切って優勝。ゴールデン
ハインドの方はさすがにスタミナ不足で7着であった。馬場の中央と外から伸びてきた
のは、昨年秋の天皇賞馬トーセンジョーダン、2番人気のウインバリアシオンがそれぞれ
2着、3着。
昨日の段階では、逃げ馬をもっと早く捕まえにいかなければ、ビートブラックの逃げを
許してしまうだけじゃないか。これじゃ、2004年のイングランディーレの逃げと
一緒じゃないか・・・と思っていた。
ところが、過去10年間の天皇賞(春)の勝ち時計を比べてみると、ビートブラックが
勝った勝ち時計はディープインパクトより若干遅いだけで、最近の10年間でみると、
2位の成績である。戦法もあるんだろうけど、馬の能力をうまく引き出した石橋 脩騎手
が立派といえるだろう。
12 3:13.8 ビートブラック
11 3:20.6 ヒルノダムーム
10 3:15.7 ジャガーメイル
09 3:14.4 マイネルキッツ
08 3:15.1 アドマイヤジュピタ
07 3:14.1 メイショウサムソン
06 3:13.4 ディープインパクト
05 3:16.5 スズカマンボ
04 3:18.4 イングランディーレ
03 3:17.0 ヒシミラクル
あの速さの逃げではそのうち潰れるだろうとか、今捕まえにいったらこちらの馬が潰れて
しまうとジョッキーが思っても仕方がないのかもしれない。それにしてもこの配当には
びっくりである。
昨日は、東京競馬場で観戦していたのであるが、東京のレースも2つ当たったのは
確かだが、トリガミであった。なんか平場も当てにくいが、G1はもっと当てにくいなぁ
今年はホットヨガ。