二期会公演「オテロ」を聴いてまいりました
ダブルキャストのうち、若手中心によるBプログラムです
Bキャストの方を選んだのは、土曜日が練習日と重なる
ということもありますが、イヤーゴを歌う大沼徹君を
聴きたいということもありました(こちらの方が大きいかも)
大沼君を初めて聴いたのは2006年の日本声楽コンクール
入賞者による記念演奏会で、実はこのときは友人N君(HYMN
の一員です)のお嬢さんも入賞者で、彼女を聴きに行ったのですが
ホットヨガの本命を忘れさせるほど大沼君の歌は上出来でした
フィガロの「私は町のなんでも屋」をメインに、シューベルトの
魔王、ヴォルフの鼠捕りなど、劇的な難曲を極めて確かな
歌唱技術と安定した声で聴かせてくれて、ついN君のお嬢さんを
さしおいてBravoをかけてしまいました
容姿もなかなかカッコいい好青年で心惹かれてしまったのも事実
その後大沼君の名前はアンダースタディの中に発見することが
できて順調に成長していることが窺えたのですが、
今回イヤーゴという大役を射止めることとなりました
そして今日の公演では期待にたがわない素晴らしい演唱で
カーテンコールでは主役以上に盛大なBravoと拍手を浴びていました
もちろん僕も身を乗り出して大きな拍手を贈りました
自分が密かに心にかけていた新人が成功を収めるのは
とてもいい気分です
大沼君はこの後も魔笛のパパゲーノを演じることが決まっています
頑張れ徹君!